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人気の入れ歯「ノンクラスプデンチャー」は本当に良いの?

2024/03/25 (月)

船橋市の歯医者、古池歯科の院長 古池崇志です。

当院は入れ歯治療が得意ということも有り、多くの入れ歯患者様がいらっしゃいます。

皆さんは「ノンクラスプデンチャー」をご存知でしょうか? 通常のいればと比べて周囲から入れ歯ということが分かりにくいため、入れ歯の見た目を気にされる患者様からは注目を浴びております。もちろん見た目が良いことは素晴らしいですが、「誰にでも適しているか?」という質問に対しては必ずしも「YES」とは言えません。

今回はノンクラスプデンチャーに興味を持っていただいている方にはもちろん、今まで知らなかった方にも参考にしていただきたいと思います。

 

 

ノンクラスプデンチャーとは

通常入れ歯というものは残っている歯に入れ歯の留め具をひっかけて固定します。この留め具は「クラスプ」と呼ばれており金属で作られることが一般的です。そのような金属製の留め具(クラスプ)は周囲に目立つことがあり、見た目を気にする方にとっては悩みのタネとなっていました。ノンクラスプデンチャーは金属製の留め具(クラスプ)を使用しないで固定する入れ歯であるため、周りから入れ歯と気づかれにくいことが最大の特徴です。

そのような特徴から、中にはお出かけ用や、冠婚葬祭用など、シチュエーションにあわせてノンクラスプデンチャーをご使用いただく患者様もいらっしゃいます。

 

ノンクラスプデンチャーのデメリット

見た目が良いノンクラスプデンチャーですが、良いところばかりではなくデメリットもあります。下記にいくつか挙げてみます。

安定性に欠ける

ノンクラスプデンチャーは、口の中での安定性が留め具(クラスプ)を使用する場合よりも低くなる可能性があります。特に、食事中や会話中に動きやすくなることがあります。そのため「固いものでもしっかり噛みたい」という場合には不向きです。

着脱が難しい

ノンクラスプデンチャーは、留め具(クラスプ)が無いために装着や取り外しが難しい場合があります。特に初めて使用する方にとっては、適切な方法で装着することが難しいことがあります。

噛み合わせが不安定

ノンクラスプデンチャーは、噛み合わせの不安定性を引き起こすことがあります。これは、食事中に食べ物が入り込んだり、入れ歯が動いたりすることで噛み合わせが狂ってしまうことがあるためです。

 

上記のように「失った歯を補って、しっかり噛む」という入れば本来の機能は劣ります。見た目(審美性)に特化した入れ歯といえるでしょう。

 

美しさと噛む機能を両立させた入れ歯

上記のようにノンクラスプデンチャーは、噛む機能が低いというデメリットがありますが、そのデメリットを補う入れ歯があります。それはノンクラスプデンチャーの周りから見えにくい部分にだけ金属を利用することです。固い金属を利用することでしっかりと噛むことができますし、周囲から見える部分にはノンクラスプデンチャーに使用する樹脂が見えるように作成することで、周囲からは自然なお口の中に見え、入れ歯を付けているとが分かりにくくなります。

 

まとめ

ノンクラスプデンチャーは、自然なお口に見えるというメリットがあり人気ですが、一方で噛む機能が低いというデメリットがあります。ノンクラスプデンチャーに限らず入れ歯には種類がありますので、特徴を理解したうえでご自身の要望に合わせて選ぶと良いと思います。

入れ歯は昔からある治療ですが、常に進歩しています。なにか課題があった際に「どうせ入れ歯は、、、」と諦めず、まずは専門の歯医者に相談しましょう。

当院では複数の入れ歯を患者様一人ひとりにあわせてオーダーメイドで作成しています。相談も無料で受け付けていますので、お気軽にご相談ください。

 
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